「あいだの力学」の考え方

「普通」はバラバラで考えている

 

「普通の」考え方では、「わたし」と「あなた」は別々の存在で、それぞれが別々の価値を持っていると考えます。たとえば右の図のような感じです。

 

それぞれがバラバラで、それぞれが独立した価値を持っている―そんな世界観で考えているわけです。

「普通の」考え方では、「わたし」と「あなた」は別々の存在で、それぞれが別々の価値を持っていると考えます。たとえばこんな風な感じです。

 

「あいだ」で考える「あいだの力学」

 

 「あいだの力学」の考え方では、

「わたしとあなたの間(関係)」だけが存在していて、価値もソコにあると「考える」わけです。「わたし」と「あなた」は、同じ間の「端っこ」で、ちがいは別の端だからに過ぎません。


 

 すべてをつなげる「あいだの力学」

 

「わたし」のまわりの色々なものを「間」の視点で描くと、右の図のような感じになります。

 

「わたし」という存在は、色々な間の「わたし側」の「端っこ」を束ねたもの―という世界観でものごとを考えてみるということなのです。


社会や組織の問題はみんなで考えよう!…それが「あいだの力学」のやり方

 

  今までの「バラバラ」な考え方では、人を入れ替えても「うまく行く」ことになります。もとからバラバラなんですから、機械の部品のように人やチームを入れ替えても「全く問題ナシ」です。

 

でも、実際には「問題ナシ」なわけありません。だって相手は生身の人間なんですから。

 

一方「あいだの力学」の考え方では、良い「間」がたくさんあるというのが、良い組織で良い社会です。

したがって組織や社会を良くするには、どうやって全体の「間」を良くしていくのか?を、みんなで考える必要があります。それは組織や社会のメンバーの全員が、どこかの「間」の「端っこ」だからなんです。